Solution課題解決事例

天井が開閉する間仕切ブース

お客様
プラスチック加工工場 K社 様
場所
滋賀県
導入製品
間仕切ブース 88.00㎡

お客様が抱えておられた問題・課題

 お客様の会社では、工場で働く職員のために空調設備の導入をご検討中でした。
しかし工場建屋内は天井が高く広々としていることもあって、工場全体をまかなえる空調を導入するには高額な設備投資が必要となり、導入に二の足を踏まれている状態でした。
また職員の方が常時作業される場所も、工場内の限られたスペースのみということで、導入に積極的ではありませんでした。
そこで作業されるスペースにのみ簡易ブースを設置し、ブース内にエアコンを導入した場合のコスト比較で検討したいということで、弊社にお声をかけていただきました。
 その時のお客様からの要望で、1日に数回ほど天井クレーンでの荷卸し作業があるため、そこをどうにか工夫して欲しいとお願いをされました。

弊社からの提案

弊社からは、
・透明シートを活用したボックス形状の間仕切ブース
・出入り口部分にはシート製引戸を、さらにブース内にカーテンを使った間仕切りの区画
・天井にはクレーンで荷の吊り降ろしができるよう、開閉できる開口部を2ヶ所設置
以上のようなご提案をさせていただきました。
シートのような薄い素材では充分な断熱効果は望めませんが、それでもエアコンの空気を外部に漏出させず、室内の作業環境を適温に整えることは可能です。
クレーンによる荷卸し作業については、室内の空気をなるべく漏らさないようパネルがスライドする開閉構造としました。

導入後と成果

コスト比較の結果、圧倒的に間仕切ブースを施工する方が導入費用を安く抑えられるとのことで、弊社へ発注をいただきました。

無事に製品を納めさせていただいた際には、お客様から『いろいろな検討をしてきたが、天井クレーンの利用がネックで断念せざるを得なかった。今回、エアコン完備の快適な作業ブースを職員に提供することができてホッとしています。』という嬉しい言葉をいただきました。